下肢静脈瘤
静脈には血液の逆流を防ぐための弁がついていますが、ひざ裏や足の付け根等、太い静脈血管は合流部で壊れやすく、血液が逆流し足の下の方に溜まり、静脈がこぶのように膨らむ病気です。
このような症状です
- 脚(ひざ裏、足の付け根等)の血管がボコボコと浮き出る
- 脚(ひざ裏、足の付け根等)の血管が赤や青のクモの巣状に表面に出る
- 足に潰瘍(かいよう)ができている。(皮膚が破れて出血がある)
- 足がだるい、重い、むくむ、つる、痛む、かゆい等の症状を伴っている
当院での治療方法
1. 日帰り手術 結紮術(けっさつじゅつ)+硬化療法
静脈瘤内に硬化剤注射をして治療します。
当院は1000例以上の治療経験がある医師が手術を行ないます。
2. レーザー(Nd-YAG)治療
比較的軽症なクモ状血管腫や、ダイレーザーでの反応が乏しい苺状血管腫には、新しく導入した、
ロングパルスヤグレーザーを用いた治療を行ないます。
磯ノ上院長の著書および講演
- 皮膚科診療プラクティス Day Surgeryの実際 (文光堂)
1998年発行 「硬化療法」 P.106 - 下肢静脈瘤ハンドブック -診断・治療の最前線- (医歯出版版株式会社) 2002年発行
「静脈瘤の合併症に対する治療」P.249 - DERMA No.89 下肢静脈瘤の診断と治療 (全日本病院出版会) 2004年発行
「小伏在静脈瘤の治療 -高位結紮術と硬化療法-」P.43 - 皮膚科診療のコツと落とし穴 疾患Ⅱ (中山書店) 2006年発行
うっ滞性皮膚症 -かくれ静脈瘤をさがせ」P.155 - 第6回 近畿下肢静脈瘤研究会 2000年11月10日
- 下肢静脈瘤 市民公開セミナー 2002年2月14日